借地権売買の価格はどう決まる?

借地権の売買価格はどのように決まるのでしょうか?明確な計算式は存在しませんが、その土地の相続税の税額を算出するための基準として、借地権割合というものがあります。これを実際の取引価格とみなして提案できるほど、ことは単純ではありません。例えば土地価格が1億だとして、借地権割合が6割だとしましょう。だからといって6000万円で借地権を買い取ってくれ、というと、大きなもめ事になってしまいます。

価格の決まり方に厳密なルールがあるわけではないのですが、現在の賃借人が支払っている地代の相場が周辺の取引時実例と比較し、権利を買って地代を継続的に支払ってもなお安いという場合に、その価格が取引価格になるようです。

ただし、借地権そのものを単独で売買しても、それほど高い値段がつくとは思えません。なぜなら地代を払うだけでなく更新料など土地を借り続けるには様々な追加コストが必要になります。建物を建てても地主の承諾なしには、建て替えも、大規模改修も、増改築もできないという縛りもマイナスです。承諾に当たって承諾料を求められる場合もあります。このため実勢価格に借地権割合をかけた価格よりもさらに安い価格で取引されます。理想は地主と一緒に底地を含めて売買することです。